コンセプト
① 高齢者の動線を手助けできるよう手摺を要所に取り付ける。
② 少しでも解消できるよう段差に気を配る施工とする。
③ 解体工事を極力 少なくなくし上張り(壁・床など)施工で行う。
④ 玄関までのアプローチをスロープとする。
⑤ 高齢者の自立程度に対応したオーダーの内装とする。
⑥ 使用できる 照明・設備等は使用し工事費を安価で納める。
玄関からの段差がかなりあったので 上がりやすいよう2段(小縁風)に仕上げました。
できるだけ壁手摺を付け高さはお施主さんに応じた高さとしました。
キッチンは以前使用していたものを再利用し 入口ドアを引き戸に変更しました。
コメント
お施主さまの希望で 高齢者に対応したリフォームを依頼されました。
敷居など段差がなく 手摺を付けれる壁には付けてほしいといわれました。
現状の間取りや内装 床の段差等を確認し 工事プランを検討しました。
手摺取付に必要な下地は 既存の化粧ベニアを利用し下地とすることや
ドアから引き戸への変更は アウトセット引き戸とし 既存の建具の寸法カットで
再利用し 下部のレールは床に段差がないようサイレントレールを採用しました。
玄関から廊下への高かった段差は 廊下のスペースに高さを2段に分けるような小縁風の
階段とし解消しました。
高齢者といっても人それぞれで 体の具合や自立の程度に応じた内装や手摺の高さ 段差等をお客様と相談
しながら工事を進めました。